ねじゲージとは? 株式会社 測範社

「ねじ」と「ねじゲージ」の関係

 

「ねじ」と「ねじゲージ」の関係

工業製品から玩具まで、ありとあらゆるものに使われている「ねじ」。金物屋さんや、ホームセンターに行くといろいろな「ねじ」が売られています。では、「ねじ」がきちんと規格に合って作られていることをどうやって検査しているか考えたことはありますか?。

顕微鏡のようなもので、ねじ山の寸法や直径を正確に測る? レーザー測定器などで微細形状を測定する? 実は、現場のプロたちが古くから行なっている、もっと簡単で、確実な方法があるのです。「ねじゲージ」がそれです。

簡単に言うと、「おねじ」なら「基準めねじ」を、「めねじ」なら「基準おねじ」を作って、これで検査する。

規格の最大許容誤差で精密に製作した「基準めねじ」、「基準おねじ」を製造した「ねじ」に実際にはめてみて規定の回数ねじこめるか、規定のマージンを満たしているか等を調べます。これが、「ねじゲージ」です。

工業製品の基本部品である「ねじ」。この「ねじ」がどこで、どの会社が製造したものを買おうと、ピッタリとはまって、締め込むことができるのは、「ねじゲージ」というスタンダードが影でささえているからなのです。

正式には「ねじ用限界ゲージ」といい、JIS:日本工業規格においてその規格が定められています。

JIS B 0251、0253、0254、0255、0261、0262、0271、3102等に記載。 

これらのねじゲージング体系をまとめたものが「ねじゲージングシステム」です。

さらに「ねじゲージングシステム」の正確さを保つためには、定期的な校正が必要となります。しっかりとしたトレーサビリティー体系を持ったメーカーに校正依頼することをお薦めします。

弊社のトレーサビリティー体系はISO9001認証工場にふさわしい厳密さを誇っています。