管用平行ねじ PF とは?
管用平行ねじ「G」は国際規格であるISOの管用ねじ規格と技術的内容が変わらないように作成されたJIS規格です。
一方、従来からJIS規格で規定していた内容を、今は『附属書(規定)』として区別して載せています。それが「PF」です。 管、管用部品、流体機器等の接続に用いる耐密性を必要としない機械的結合を主目的とするねじです。 旧JIS規格のものを「管用平行ねじPF」と表します。 等級は以下のようになっています。
- おねじ(限界ねじリングゲージ) A級又はB級
- めねじ(限界ねじプラグゲージ) A級又はB級
管用平行ねじ PF 限界ねじゲージ
管用平行ねじPFのゲージは、検査されるねじの等級に応じてA級、B級の2等級がありますが、通りねじゲージは、A級、B級共通の寸法になっています。
止りねじゲージは、検査用、工作用のゲージがあります。
寸法検査対象製品
管、管用部品、流体機器等の接続に用いる耐密性を必要としない機械的結合を主目的とするねじ。JIS B 0202 付属書。
管用平行ねじ PF 限界ねじゲージ :工作用 検査方法
工作用のタイプは検査用より厳しく判定されます。
おねじの検査 :工作用
検査項目 | 有効径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ:GR(工作用・検査用共用) |
判定方法 | 通りねじリングゲージが無理なく通り抜けること。
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検査項目 | 有効径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 工作用止りねじリングゲージ:WR |
判定方法 | 工作用止りねじリングゲージが2回転を超えてねじ込まれないこと。
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検査項目 | 外径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 工作用限界ハサミゲージ:WS(通) ※ ハサミゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 工作用限界ハサミゲージ(通)が無理なく通り抜けること。 |
検査項目 | 外径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 工作用限界ハサミゲージ:WS(止) ※ ハサミゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 工作用限界ハサミゲージ(止)が通り抜けなければ合格。 |
めねじの検査 :工作用
検査項目 | 有効径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 通りねじプラグゲージ:GP(工作用・検査用共用) |
判定方法 | 通りねじプラグゲージが無理なく通り抜けること。
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検査項目 | 有効径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 工作用止りねじプラグゲージ:WP |
判定方法 | 工作用止りねじプラグゲージが2回転を超えてねじ込まれないこと。
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検査項目 | 内径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 工作用限界栓ゲージ:WM(通) ※ 限界栓ゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 内径に入れて無理なく通り抜ければ合格。 |
検査項目 | 内径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 工作用限界栓ゲージ:WM(止) ※ 限界栓ゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 止り側が内径に入らなければ合格。 |
管用平行ねじ PF 限界ねじゲージ :検査用 検査方法
おねじの検査 :検査用
検査項目 | 有効径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ:GR(工作用・検査用共用) |
判定方法 | 通りねじリングゲージが無理なく通り抜けること。
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検査項目 | 有効径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 検査用止りねじリングゲージ:IR |
判定方法 | 検査用止りねじリングゲージが2回転を超えてねじ込まれないこと。
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検査項目 | 外径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 検査用限界ハサミゲージ:IS(通) ※ ハサミゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 検査用限界ハサミゲージ(通)が無理なく通り抜けること。 |
検査項目 | 外径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 検査用限界ハサミゲージ:IS(止) ※ ハサミゲージ参照 ※ 弊社が独自に設定 |
判定方法 | 検査用限界ハサミゲージ(止)が通り抜けなければ合格。 |
めねじの検査 :検査用
検査項目 | 有効径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 通りねじプラグゲージ:GP(工作用・検査用共用) |
判定方法 | 通りねじプラグゲージが無理なく通り抜けること。
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検査項目 | 有効径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 検査用止りねじプラグゲージ:IP |
判定方法 | 検査用止りねじプラグゲージが2回転を超えてねじ込まれないこと。
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検査項目 | 内径の 規格最小値 |
使用ゲージ | 検査用限界栓ゲージ:IM(通) ※ 限界栓ゲージ参照 |
判定方法 | 内径に入れて無理なく通り抜ければ合格。 |
検査項目 | 内径の 規格最大値 |
使用ゲージ | 検査用限界栓ゲージ:IM(止) ※ 限界栓ゲージ参照 |
判定方法 | 止り側が内径に入らなければ合格。 |
管用平行ねじ PF 品番の見方
※1
めねじ用ねじゲージ、おねじ用ねじゲージともに、A級又はB級の区別があります。ただし通りねじゲージはA級・B級共用です。
管用平行ねじ PF 限界ねじゲージ用摩耗点検ゲージ
製品検査を繰り返しているうちに、ねじゲージも摩耗していきます。製品検査を確かなものにするためには、定期的な点検が必要になります。限界ねじゲージの摩耗点検用ゲージでチェックしましょう。
工作用 限界ねじゲージの点検用ゲージ
検査項目 | 通りねじリングゲージ:GR の摩耗点検(GRが摩耗限界を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ用摩耗点検ねじプラグゲージ:GW ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 |
判定方法 | ねじリングゲージの全長にわたって通り抜けない事。 |
検査項目 | 通りねじリングゲージ:GR の新品点検(新品のGRに設定されているゲージ公差を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ用ハメアイ点検ねじプラグゲージ:GF |
判定方法 | 無理なく、また遊びなくねじ込まれる事。 |
検査項目 | 工作用止りねじリングゲージ:WR の摩耗点検(WRが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 工作用止りねじリングゲージ用摩耗点検ねじプラグゲージ:WW(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 |
判定方法 | ねじリングゲージの全長にわたって通り抜けない事。 |
検査項目 | 工作用止りねじリングゲージ:WR の新品点検(新品のWRに設定されているゲージ公差を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 工作用止りねじリングゲージ用ハメアイ点検ねじプラグゲージ:WF |
判定方法 | 無理なく、また遊びなくねじ込まれる事。 |
検査項目 | 通りねじプラグゲージ:GP の摩耗点検(GPが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 通りねじプラグゲージ用摩耗点検リングゲージ:GWR(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 ※1 |
判定方法 | ねじプラグゲージの全長に渡って通り抜けない事。 |
検査項目 | 工作用止りねじプラグゲージ:WP の摩耗点検(WPが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 工作用止りねじプラグゲージ用摩耗点検リングゲージ:WWR(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 ※1 |
判定方法 | ねじプラグゲージの全長に渡って通り抜けない事。 |
※1
点検ねじプラグゲージは通常の限界ねじプラグゲージのように「通り」と「止り」が一対になって作られておりません。ご注意ください。
検査用 限界ねじゲージの点検用ゲージ
検査項目 | 通りねじリングゲージ:GR の摩耗点検(GRが摩耗限界を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ用摩耗点検ねじプラグゲージ:GW ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 |
判定方法 | ねじリングゲージの全長にわたって通り抜けない事。 |
検査項目 | 通りねじリングゲージ:GR の新品点検(新品のGRに設定されているゲージ公差を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 通りねじリングゲージ用ハメアイ点検ねじプラグゲージ:GF |
判定方法 | 無理なく、また遊びなくねじ込まれる事。 |
検査項目 | 検査用止りねじリングゲージ:IR の摩耗点検(IRが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 検査用止りねじリングゲージ用摩耗点検ねじプラグゲージ:IW(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 |
判定方法 | ねじリングゲージの全長にわたって通り抜けない事。 |
検査項目 | 検査用止りねじリングゲージ:IR の新品点検(新品のIRに設定されているゲージ公差を超えていないことを判定) |
使用ゲージ | 検査用止りねじリングゲージ用ハメアイ点検ねじプラグゲージ:IF |
判定方法 | 無理なく、また遊びなくねじ込まれる事。 |
検査項目 | 通りねじプラグゲージ:GP の摩耗点検(GPが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 通りねじプラグゲージ用摩耗点検リングゲージ:GWR(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 ※1 |
判定方法 | ねじプラグゲージの全長に渡って通り抜けない事。 |
検査項目 | 検査用止りねじプラグゲージ:IP の摩耗点検(IPが摩耗していないかを判定) |
使用ゲージ | 検査用止りねじプラグゲージ用摩耗点検リングゲージ:IWR(規格には無く弊社が独自に定めたものです) ※ 摩耗点検用ねじゲージ参照 ※1 |
判定方法 | ねじプラグゲージの全長に渡って通り抜けない事。 |
※1
点検ねじプラグゲージは通常の限界ねじプラグゲージのように「通り」と「止り」が一対になって作られておりません。ご注意ください。